AI製造業 活用…「エネルギーおさえて品質上げる」
DATE 2024.06.12VIEW 95
人工知能(AI)で製造工程のエネルギー消費を減らし、生産性と品質を高めて炭素中立に寄与する。
チャン・ユンソクのイージー事業総括理事は11日、「2024自律製造ワールドコングレス」の席で「AIを利用した自律製造と炭素中立」をテーマに発表した。
製造業は炭素国境調整制度(CBAM)など環境規制に対応しながらも生産性と品質を高めなければならない状況だ。さらに人口が減り、熟練人材の引退時期も近づき、既存の方式では生産性を維持しにくくなる見通しだ。
これにAIをはじめとするデジタル技術で人の介入を最小化する生産システムである「自律製造」が代案として浮上した。
チャン・ユンソク事業総括理事は「AIで多様な産業プロセスを最適化してエネルギーコストを削減し、生産性と品質向上に寄与している」と述べた。
製造業は省エネが容易ではない。品質と生産目標が決まっている。家庭での電気使用量を減らすには、エアコンの設定温度を上げればよいが、生産設備の電力使用量は容易に調整できない。
長事業総括理事は「工程で使用するエネルギーを減らし、発生した炭素をどのように管理するかが製造業の宿題」とし「AI予測技術をもとに鉄鋼、精油、化学、セメントなど多様な生産工程を最適化し、炭素排出量測定技術も改善していく」と伝えた。
彼は製造業のAI活用方式3つを紹介した。 ▲AIの設備精密制御 ▲データ基盤の生産条件・一定意思決定 ▲説明可能なAIを通じた人とのコラボレーションだ。
チャン・ユンソク理事は「品質改善、生産効率向上、省エネなど製造業の目標をデジタル転換とAIで解決できる」と話した。